お知らせ
2015.07.08
レポート:No.7 島会議「観光のムダと可能性」

7月7日に、第7回島会議「観光のムダと可能性」を開催しました。
隠岐神社講堂を会場にした今回の島会議は、島内外含め約70名のお客様にご参加いただきました。
 
今回のテーマを「観光のムダと可能性」にした経緯をまず、お話します。観光協会の仕事や、地域の観光まちづくりの現場において、様々な試行錯誤のうえに、そもそもの成果とは何なのかを見失ってしまうという現状がありました。だからこそもう一度、地域観光の何がムダで、可能性とは何なのかを確認することが必要ではないか、という思いから、今回のテーマに決めました。
 
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最初のプログラムは由布院市議会議員の小林華弥子氏の基調講演でした。題名は「思想の見えるまちづくり〜由布院の新たな課題と前向きな縮小へ〜」。由布院の歴史を事例紹介を織り交ぜながら、現在の湯布院が抱える問題とこれからの展望を講演していただきました。「らしさ」を作るところから始まり、「らしさ」を守るために何を考えるのか。湯布院のまちづくりの根底にある、世代を超えて受け継がれている当事者の熱い思いに触れる素晴らしい基調講演でした。
 
次のプログラムはパネルディスカッション。ソトコトの副編集長・小西氏をコーディネーターに、基調講演をしていただいた小林氏、由布院からのもうひとりのゲストの由布院温泉観光協会の生野氏、玉造温泉街ラボ代表取締役の角氏、そして海士町役場交流促進課長の青山氏を加えて行いました。パネルデジスカッションを始める前に、ソトコトの小西氏のプレゼン、玉造温泉街ラボの角氏のプレゼン、海士町役場交流促進課の青山氏のプレゼンがありました。
 
ソトコトの小西氏は、海士町との出会いは6年前に東京で海士町(離島キッチン)の取材をしたことがきっかけ、という切り口からプレゼンが始まりました。それから「ソトコト」という雑誌の紹介、そしてなぜ海士町との繋がりが未だにあるのか、などを話していただき、その他に、他の地域の事例紹介もしていいただきました。地域を「雑誌」という立場から捉えた内容で、見る・見られる、そして見せたいの関係は多くの発見がありました。
 
玉造温泉街ラボの角氏のプレゼンは、徹底したお客様目線から考える観光まちづくり、を意識した内容で、「観察から生まれる発想」と「じゃあやってみよう」の積み重ねが、今の玉造の観光の土台のように感じました。
 
パネルディスカッションのテーマは、今回の島会議のテーマでもある「観光のムダと可能性」でした。何をムダと捉えるか。何を可能性と捉え、そもそも、どこから可能性を見出すのか、という話を、それぞれの立場から語っていただきました。言葉の多面性に惑わされずに、自分の言葉に落とし込んでいくかたちで進むパネルディスカッションでした。
 
最後のプログラムは尼崎の俳人、木割大雄氏と海士町観光協会の写真家、太田章彦(私)とのトークセッションでした。テーマは「旅」でしたが、、、。私は緊張のあまり喋れず、木割氏に終始リードしていただく展開でした。トークセッションの内容をキーワードであげるならば、「旅と旅行の違い」「心の旅」「歴史の旅」といったところで、トークセッションでありながら私自身もとても興味深く聴き入ってしまいました。。。木割さん、ありがとうございました。
 
さて。
 
島会議の夜は交流会「島の直会(なおらい)」です。島の幸を囲んで、島の酒を飲み交わし、熱い思いを語り合う夜となりました。(写真は左から、亀の手、白いかの唐揚げ、いわがき「春香」、シメサバ、サザエのつぼ焼き)

 
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島会議の内容を酒の肴にし、豪快に酔っ払うとても楽しい夜でした。私は気持ち良くなり過ぎて、気付けば記憶が忘却の彼方へ行っておりました。。
 
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最後に、前日入りされた皆様での交流会の様子を少し紹介します。イベント前夜は島宿「但馬屋」にて交流会。こちらも議論あり、民謡ありの濃い夜でした。(写真:三味線の音色と女将さんの歌声に合わせ、みんなで民謡キンニャモニャ踊りを踊る様子)
 
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次回の第8回島会議は10月31日(土)と日程は決まっておりますが、詳細はもう少々お待ちください。島会議で、そしてこの島の直会で出逢えることを楽しみにしております。どうぞご参加ください。

(海士町観光協会:太田章彦)

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