【島食の寺子屋のある海士町について】

隠岐諸島の有人島は4島。その中で海士町(中ノ島)は3番目に大きい島で、人口は約2300人。周囲は89km程の島で、島をぐるっと車で走るだけなら、約2時間もあれば一周できる大きさです。日本名水百選にも選ばれた湧水に恵まれ、半農半漁の島として、豊かな資源に恵まれてきた島です。隠岐が遠流の地と定められた時代より、この島でも多くの政治犯や貴族の方を受け入れてきました。中でも鎌倉時代に承久の乱に敗れた後鳥羽上皇は、この海士町で、19年間お過ごしになり、多くの和歌をお詠みになられました。

近年では、行政改革や特産品開発、教育の魅力化など独自の取組が注目を集めている。町のキャッチコピーは「ないものはない」。大事なことはすべてある、必要のないものはなくていいという、島らしい生き方を表現している。

【海士町までのアクセス】
隠岐諸島へは境港もしくは七類港からフェリーでの移動となります。
境港・七類港の最寄りは米子市です。東京からであれば羽田空港から米子空港へ、関西・九州からであれば電車もしくはバスで米子駅に行くルートがございます。
隠岐へのアクセス

【島食の寺子屋 施設紹介】

島食の寺子屋は、海士町の南端・崎地区校舎を構え、海を見下ろす立地にあります。崎地区では、定置網漁法をはじめとして、釣り漁・刺し網漁など様々な漁が行われていて、校舎から歩いて5分の場所で毎日のように水揚げがされています。

校舎内は大きく調理スペースと交流スペースに分かれ、調理スペースでは調理指導、交流スペースでは完成した料理の振返りや進路相談などを行います。調理スペースには、スチームコンベクションや真空調理機など、最新の技法を活用した調理を学べる設備が整っております。